滋賀の岩間山正法寺(岩間寺)は毎月第3日曜日に石山駅から無料シャトルバスで行ける!西国三十三所巡礼!
西国三十三所巡礼地の一つ、滋賀県大津市にある第十二番札所、岩間山正法寺(岩間寺)があります。
四季折々の花々も美しく、俳人松尾芭蕉が詠んだ句「古池や蛙飛び込む水の音」は、この境内にある池がそうだと言われています。
場所的に行きにくいかと思いますが、毎月第3日曜日は石山駅から無料直通バスが数本出ているので利用することもできます。
※2018年4月17日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2023年5月20日に再度公開しました。
目次
岩間山正法寺(岩間寺)への行き方
電車:JR琵琶湖線石山駅下車、又は京阪電車石山駅で下車後バスに乗り換えます。
バス:京阪バス、52・53・54系、中千町下車後、徒歩50分。
京阪バスで行く場合は、最寄りのバス停から岩間寺まで歩くと50分ほどかかり坂道を登って行くことになるので大変です。できるだけ無料バスか自家用車などで行きましょう。
毎月第3日曜日のみ山上までの無料直通バスが石山駅近くから出ています。所要時間30分ほど。
石山駅⇔岩間寺の無料シャトルバス時刻表
石山駅発→岩間寺 | 岩間寺発→石山駅 |
8:20 | 回送 |
9:20 | 9:45 |
11:00 | 11:25 |
11:00 | 12:30 |
※2023年5月21日の岩間寺行き無料シャトルバスは運行します(5/20時点)
※上記時刻表は、2023年5月21日の時刻表となり、時刻や本数は毎月変わるようなのでよく確認してください。
また、石山駅には「石山観光案内所」があり、パンフレットなども貰えるので寄り道してみましょう。
岩間寺行き無料シャトルバスのりば
バス乗り場は、石山駅南口を出て少し西に歩くとバスターミナルがあります。帰りは第13番札所の石山寺前で下車も可能なので便利です。行きはダメみたいです。
岩間寺は、第11番札所の醍醐寺から3km、第13番札所の石山寺から4kmの距離にあります。
西国三十三所巡礼とは
近畿地方は古来、西国と呼ばれていて、この地方に、観音様が33の姿に身を変え人々をすくったことから、観音様を本尊とする、33の寺院を巡礼してお参りすることが始まりました。
西国三十三所第12番札所岩間山正法寺(岩間寺)
岩間寺の御本尊は、雷除け観音、汗かき観音、ぼけ封じ観音と呼ばれ広く親しまれいます。
境内には、本堂、不動堂、大師堂、日本一の桂の大樹群、芭蕉の池、雷神爪堀湧泉(不老長寿の水)、白姫龍神等があります。
参道の入り口
参道の入り口には、仁王像が出迎えてくれます。
本堂へと続く参道脇に桜や灯籠が並んでいて穏やかに気持ちになれました。
大師堂
入り口から参道を歩いて行くと最初に見えるのが大師堂です。
日本一の桂の大樹
大師堂をすぎると日本一の桂の大樹があります。
日本一の桂の大樹の後ろには、左手に本堂、右手に不動堂があり、その間に芭蕉の池と石碑があります。
本堂
芭蕉の池の左側に本堂があり、納経はここでお願いできます。
不動堂
芭蕉の池の右側に不動堂があります。
芭蕉の池
本堂と不動堂の間にある古い池。
松尾芭蕉の有名な句「古池や蛙飛び込む水の音」は、この場所で詠んだ句と伝承されていますが、似たような話がたくさんあるようなので真相はわかりません。
雷神爪堀湧泉
あとで知ったことですが、雷神の爪で掘ったという湧泉があり不老長寿の水が出るのだとか。
そのままの水は飲めないようで、ペットボトルで販売しています。予習は大事ですね。
ぼけ封じ観音
仁王像がある入り口手前にある観音様。ぼけ封じ三十三観音の第4番札所です。観音様の前に仏足石があります。
この仏足石の下には、ぼけ封じ観音10カ寺の砂があり、仏足石の上に乗って祈願するというものです。
白姫龍神
白姫龍神は女性が拝むと美人になると言われています。
御本尊(千手観世音菩薩様)
夫婦桂(御本尊出現之霊木)⬆
御丈十五センチ三重のお厨子に収められています。雷除け観音、汗かき観音、ぼけ封じ観音とも呼ばれています。
宗派
真言宗醍醐派
創建
養老6年(722年)
開基
泰澄大師
住所
滋賀県大津市内畑町82
拝観時間
8:00〜16:00
入山料
500円
まとめ
境内にある桜はそれほど多くはなかったですが、きれいな桜を見ることはできました。無料シャトルバスの運行本数も限られているので時間の調整も重要です。
帰路は石山寺で降りれば参拝も可能なので、なるべく早いうちに訪れるのが良いですね。どちらも魅力ある、歴史ある寺院なのでお参りに行ってみましょう。