京都の元慶寺は静かで落ち着く花の寺!西国三十三ヶ所巡礼番外編!
2018/03/04
京都府山科区に西国三十三ヶ所の巡礼地の一つに、番外札所の華頂山「元慶寺」があります。
三十三ヶ所の巡礼地の他に4ヶ所の番外札所があり、ここ元慶寺がその1つだということで参拝に訪れました。
西国三十三所巡礼とは
近畿地方は古来、西国と呼ばれていて、この地方に、観音様が33の姿に身を変え人々をすくったことから、観音様を本尊とする、33の寺院を巡礼してお参りすることが始まりました。
番外札所
西国三十三ヶ寺以外に番外札所として4ヶ所あります。
「奈良の法起院」「京都の元慶寺」「兵庫の花山院」の3ヶ所。それに加えて、お礼参りとして以下の寺院の中の1ヶ所を含む、合計4ヶ寺が番外札所となるようです。
比叡山延暦寺根本中堂 |
高野山金剛峯寺奥の院 |
東大寺二月堂 |
四天王寺 |
善光寺 |
こちらのガイドブック1冊ですべての寺院を紹介しています。
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行き方
- 電車:JR山科駅下車。徒歩40分。
- 地下鉄:京都市営地下鉄東西線御陵駅下車。徒歩20分。
- バス:京阪バス「北花山」バス停下車後、徒歩5分。
- 住所:京都市山科区北花山河原町13
西国番外札所華頂山元慶寺
御本尊:薬師如来様
宗派:天台宗
創建:元慶元年(877年)
開基:遍昭
番外札所・元慶寺
寛和2年(986年)花山天皇が、この寺で藤原兼家父子により出家させられた所です。
元慶寺は、別名「花山寺」とも呼ばれています。西国三十三寺院の御本尊は、観音菩薩様ですが、ここ元慶寺の御本尊は薬師如来様となります。
地下鉄東西線御陵駅から歩いて20分ほどで元慶寺に着きます。住宅街にあるので場所がわかりにくいかもしれません。
近くに華山寺というお寺があるので、その寺院の南側に元慶寺があります。
116号線からなら、近くにフレスコ花山店があるので、そこから100mほど西に行けば看板があるのでわかります。
細い路地を北に向かって進むと、山門が見えてきます。鐘楼のような山門ですが、ここから中に入ります。
小ぢんまりとした寺院で、境内には沢山の木々や植物が植えられていて、目を楽しませてくれます。
ここ元慶寺は、京都の花の寺としても知られています。冬の寒い時期には寂しい感じがしますが、暖かくなれば綺麗な花が咲き乱れるのでしょう。
山門から30mも歩けば左手に本堂、その先には納経所があります。本堂の直ぐ側には、手水舎があります。
お参りして、他に見るべきものもないので後にしましたが、静かで落ち着ける場所で、緑が多く新鮮な気持ちにもなれました。
まとめ
三十三の観音霊場をお参りすることで、結願することになりますが、番外寺院を参拝するかは巡礼者の考え方にもよるところです。
元慶寺の様な小ぢんまりとした寺院も意外と好きなんですよね。
最寄り駅の御陵駅のすぐ近くには、天智天皇陵があります。天智天皇をお祀りする近江神宮は滋賀県大津市にあり、ここは「かるたの聖地」としても有名な所です。
毎年1月には、かるた名人位、クイーン位決定戦や「かるた祭り」が行われます。
京都も滋賀も魅力的な観光名所が多く、季節に合わせて訪れたいところですね。京都、滋賀までなら関西空港からもすぐなので、HISで旅行の予約をするのがオススメですね。