聖徳太子創建の六角堂かつて京都の中心地だった!西国三十三所巡礼旅!
2018/03/08
近畿には、観音様をご本尊とされる三十三の寺院を巡礼する、西国三十三所巡礼というものがあります。
京都には番外札所も入れると12の寺院があり、今回、京都市中京区にある第18番札所、紫雲山頂法寺に行って来ました。
行き方
- 地下鉄烏丸御池駅出口5番下車六角通りに入りすぐ。
- 住所:京都市中京区六角通り東洞院西入堂之前町248
西国三十三所巡礼とは
近畿地方は古来、西国と呼ばれていました。この地方には、観音様が三十三の姿に身を変え人々を救ったことから、観音様を本尊とする三十三の寺院を巡礼してお参りすることが始まりました。
第十八番札所 紫雲山 六角堂 頂法寺
ご本尊:前立本尊(如意輪観世音菩薩)
六角堂・聖徳太子創建の寺
紫雲山頂法寺は、通称六角堂と呼ばれています。本堂を上から見ると、六角形をした屋根からそう呼ばれています。
この寺院は、聖徳太子が創建された寺院となります。本尊には、身の丈、約5,5cmの如意輪観世音菩薩様がおられます。お寺参りに来ると心落ち着きますね。
太子堂と沐浴池
本堂の裏手に太子堂と沐浴池があります。聖徳太子がこの池で沐浴されたとされています。
池の隅には太子堂があり、聖徳太子自作の南無仏の像(聖徳太子2才像)が安置されています。池には鯉が沢山泳いでいました。
北向地蔵尊
このお地蔵様は北を向いています。京都御所をお守りするために北を向いているということです。
十六羅漢
十六羅漢とは、看板にこの様に書いてありました。羅漢とは、仏の教えを譲り伝えることのできる優れたお坊様に与えられた名称です。
十六は、方位の四方八方を倍にした十六を表し、あらゆる所に羅漢様がおられることを意味しています。
この羅漢様は、和顔愛語を実践し、いつもニコニコしています。いつも優しい顔つきで、穏やかに話をするよう心がけてさえいれば、必ず良い報いがあると説かれたものです。
みなさんも、この羅漢様のようにいつもニコニコを心がけましょう。と書かれていました。その通りですね。
一言願い地蔵
首を傾げているお地蔵様がおられます。なぜ首を傾げているのか。これはお参りに来られた方の願いを叶えてあげようかどうしようかと考えているからです。
願い事を聞き届けてくださるかは、あなたの信心次第です。欲張らず願い事を1つだけして下さいと書かれています。かわいいお地蔵様ですね。
親鸞聖人
一言願い地蔵から奥に続くみちを行くと親鸞堂があります。
へそ石
六角堂の東門近くに、へそ石と呼ばれる穴の空いた石が敷地にあります。かつて、ここが京都の中心だったことからこの様に呼ばれています。
まとめ
六角堂を訪れて、ここがかつて京都の中心地だということ、聖徳太子創建の寺であることがわかりたくさん勉強できました。
ここ六角堂は、交通の便も良く非常に行きやすい所です。西国三十三所巡礼することにより、それぞれのお寺の歴史が学べたり、新たな発見ができる素晴らしい場所だと思いました。
京都には沢山の西国三十三所寺院があるので、併せて訪れてみたいですね。