滋賀の紅葉なら西教寺も良い所!もみじのトンネルもきれいだよ!天台真盛宗の総本山!
2021/11/03
滋賀県大津市にある日吉大社から歩いて15〜20分ほどの所に、天台真盛宗の総本山・西教寺があります。
ここは紅葉がきれいな所で、静かな佇まいで喧騒の世界からほど遠く、とても落ち着く場所です。
参道の紅葉のトンネルが色鮮やかで美しく、素敵な1日を過ごすことになるでしょう。日吉大社と合わせて訪れたい場所の1つですね。
※2016年11月24日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2021年11月3日に再度公開しました。
紅葉が美しい西教寺への行き方
- JR西日本・湖西線・比叡山坂本駅から江若バスで西教寺バス停下車徒歩3分。
- 京阪石山坂本線・坂本駅から江若バスで西教寺バス停下車徒歩3分。
- 住所:滋賀県大津市坂本5-13-1
天台真盛宗の総本山・西教寺
西教寺は天台真盛宗の総本山で、全国に400カ寺以上の末寺があります。
織田信長の比叡山焼き討ちで西教寺も焼失しました。明智光秀とも関係が深く、境内には明智光秀の供養塔があります。
西教寺は、御開山の真盛上人、日夜六万編の念仏を唱え、念仏の功徳によって民衆を救ったことから、不断念仏(ひたすら念仏を唱える)の道場として、五百有余年受け継がれています。
御本尊:阿弥陀如来
拝観料:大人500円
拝観時間:9:00〜16:00
紅葉の見頃:11月中旬〜下旬頃
参道の紅葉と神猿さん
西教寺の門をくぐると、一直線に伸びる参道の両脇に、見事なもみじのトンネルが見られます。色鮮やかで本当にうつくしいです。
参道を上へと進んでいくと、参道沿いの塀の屋根の上に神猿さんの像が見られます。それぞれ同じものはなく、神猿さんを探して歩くのも楽しいものです。
本堂
参道を進んで行くと左右に分かれますが、本堂へはどちらからでもいけます。
本堂へ到着すると、近くには明智光秀一族の供養塔や阿弥陀二十五菩薩石仏があります。
本堂の中に入ると、御本尊の阿弥陀如来様が安置されています。
本堂内左側には、身代わりの手白猿と言われる像があります。
上部を見回してみると見事な欄間や絵画が収められていました。
身代わりの手白猿
本堂内の左の方に、お猿さんの像があるのですが、この像のことを「身代わりの手白猿」といいます。鉦を叩こうとしている木像です。
境内の説明書きには、この様な事が書かれていました。
室町時代(明応二年)坂本で一揆が起こった時、真盛上人が首謀者だと勘違いした比叡山の僧兵たちが攻め入った。だが、境内には人影はなく鉦の音だけ聞こえた。僧兵たちが本堂に駆け込むと一匹の手が白い猿が真盛上人の代わりに鉦を叩いていた。僧兵たちは「不断念仏は猿にまで徹底されているのか」と恐れおののき、西教寺を護ったと言う有名な話があります。それ以後、猿は護猿(まもりざる、ござる)としてあがめられています。「縁がござる」「福がござる」と親しまれ、猿は猿でも五猿(客ござる)として、商売繁盛のお守り灯されています。
神猿さんの像に直接触ることも出来て、白かった手の部分が、触りすぎて真っ黒に変色しています。手黒猿になってしまいました。
念佛小僧
本堂参拝後、別の参道を下って行くと、念佛小僧、羅漢さん、説法石が見えてきました。
いろんな表情の小僧さんの石像があります。直ぐ側には羅漢像もありました。
まとめ
天台宗総本山の延暦寺や天台寺門宗総本山の園城寺(三井寺)よりは知名度がないため、人も少ないですが、紅葉がきれいで静かで落ち着いた穴場的な場所ですね。
日吉大社から歩いて直ぐだし、山の辺の道を歩けば、琵琶湖の眺めは素晴らしく気持ちの良い1日になるでしょう。
大津には、西教寺や日吉大社からも近い所に、かるたの聖地で有名な近江神宮があり、湖国三大祭の大津祭や山王祭が毎年行なわれる魅力ある場所です。
滋賀に来たなら訪れたい場所の1つですね。