イラン観光ビザを郵送で申請〜取得までの流れを解説!取得費用も2700円と安い!
2020/02/03
長年行きたかった国の1つイランに行くことにしました。
昔はイランビザの取得が意外と面倒で費用も高く、1番ネックになっていたのが、パスポートにイランへの出入国履歴があると、アメリカに行く時に取得するESTA取得が難しく、ビザを取得しなければならなくなったりします。
その費用も高く確実に取れるとは限らないということもあって、イランに行きたくてもずーと我慢していました。
ですが、昨今の世界情勢などで2018年末にパスポートにイランの出入国履歴が残らないようにイラン外務省が便宜を図ってくれたおかげで、これなら問題なさそうということでイランに行くことを決断しました。
このタイミングを逃してはいけないし、イラン情勢も少し落ち着いている感じがしたのと、それにイランはインフレで物価が安くて旅行がしやすいということ、イランへ訪れた旅行者にはかなり評判が高く良い国だということで、念願のイラン旅行を計画しました。
それで東京にあるイラン大使館で取得する観光ビザが2700円と安く取得でき、郵送でも問題ないということだったので、イランビザを申請してみることにしました。
その時の流れを解説してみたいと思います。
イランビザ取得について
イランビザ取得には3つの申請方法があります。
1つ目は東京のイラン大使館で取得する方法(郵送可)。2つ目がイランの対象空港で取得するアライバルビザ。3つ目が近隣諸国で取得するビザがあります。
中でも東京のイラン大使館で取得する方法が1番簡単で、費用も安く郵送も可能なので、遠方に住んでいる方でも問題なく取得できます。
嬉しいですよね。事前にビザを取得できるということは、すごく安心できるし計画も立てやすいので、この方法が一番オススメな方法ですね。
【イランビザの取得方法】
・東京のイラン大使館で取得。
・アライバルビザで取得。
・近隣諸国で取得。
イランビザ申請する前に
まずイランのビザを取得する前に、イラン情勢をチェックすることはとても大事なことです。なので最新の情報を常にチェックしておきましょう。
今回は東京のイラン大使館へ郵送で申請手続きをしてみました。ビザ申請で必要な書類の取得やビザ申請〜取得までのやり方などを解説したいと思います。
以下の内容を申請する前に理解しておきましょう。
・ビザ申請する前に、事前にイラン外務省ビザ発給許可番号が必要です。
・ビザ申請料金の返却はありません(否認時)
・外務省の許可(VISA GRANT NOTICE)の2ページ目に、発行地「東京イラン共和国大使館領事部」と書いていることを確認すること。
・バーコード以外の場合、大使館にメールで外務省からビザNOが入っているか確認すること。
・観光ビザ申請する方は、下のリンクから手続きすると自動的にビザ発給許可証がメールで送られてきます。
https://evisatraveller.mfa.ir/en/request/apply/
・提出書類は、A4サイズ、片面印刷、ホッチキスやクリップ留しないこと。
日本・東京のイラン大使館でビザを取得する
日本でイランビザを取得するには、東京にあるイラン大使館で観光ビザを申請することになります。
郵送でも申請は可能なので遠方の方でも問題ありません。
イランビザの申請から取得までの流れと、必要な書類、申請書の記入などを解説したいと思います。
必要な書類
イランビザ申請に必要な書類は、来館と郵送では必要な書類が少し異なります。以下の書類は郵送で申請手続きをした時に必要となった書類などです。
①電子ビザ発給許可証
②ビザ申請書
③写真1枚:3.5cmx4.5cm
④パスポート(原本):6ヶ月以上の残存有効期限、空白2ページ以上。
⑤返信用封筒(レターパック)※郵送の場合。
⑥振込証明書(原本)ATM振込でも可能。※三菱UFJ銀行ATMで108円でした。
⑦申請料金2700円。急ぎの場合4000円。
ビザ申請から取得までの流れ
まず、イランビザを申請する前の準備として「電子ビザ発給許可証」を取得する必要があります。
これは「VISA GRANT NOTICE」と言われるもので、手続き後に送られてくる添付ファイルをプリントして、他の書類と一緒に提出する必要があります。
ビザ申請手続きの流れは以下の通りになります。
➡①電子ビザ発給許可証を取得する(公式サイトから)
➡②電子ビザ発給許可証をプリントする。
➡③ビザ申請用紙(PDF)をダウンロードし記入する。
➡④写真1枚(3.5×4.5)を申請用紙に貼る。
➡⑤振込証明書が必要です。イラン大使館指定の銀行口座へ申請料金2700円を振り込みます(ATM可)※三菱UFJ銀行ATMで振込手数料108円でした。
➡⑥郵送の場合に必要な書類は、電子ビザ発給許可証、ビザ申請書、パスポート原本、返信用封筒(レターパック)、振込証明書(原本)です。
電子ビザ発給許可証取得のやり方
ビザ申請するには、事前にイラン外務省ビザ発給許可番号が必要なので、公式サイトから取得手続きをします。
【電子ビザ発給許可証取得サイト】
https://evisatraveller.mfa.ir/en/request/apply/
①公式サイトから手続きを始めます。証明写真やパスポートのページを添付するのですが、エラーが多かったりすることがあるようです。
画像のサイズやフォーマットなど注意しながら進めましょう(参考リンク参照)
②次が名前や国籍情報などを入力していきます。
③生年月日、職業なども忘れずに入力しましょう。
④「Save and Proceed」をクリックすると、次は連絡先情報などを入力する画面に変わります。
⑤連絡先情報の入力が済むと、次がパスポート情報を入力していきます。
⑥そして、ビザのエントリー回数や滞在期間、出入国予定日などを入力します。これで入力自体は終了です。お疲れ様でした。
⑦今まで入力した情報が現れるのでよく確認しましょう。
⑧問題なければ「Confirm」をクリックします。
⑨申請書はこの様な感じになります。
⑩登録したメールアドレスに申請IDが発行され送られてくるので「Venification Code」欄にコードを入力します。
⑪申請が成功すれば上記のような画面になります。
⑫すると「電子ビザ発給許可証」が印刷できるようになるので、これをプリントします。これがイランビザ申請に必要な書類になるんですね。
ビザ申請書記入のやり方
電子ビザ発給許可証以外にも必要な書類があります。その1つが「ビザ申請書」です。
ビザ申請書は公式サイトからダウンロードできるので、印刷して記入&写真添付をするだけです。
【申請書ダウンロードはこちらより】
➡http://jp.tokyo.mfa.ir/index.aspx?siteid=392&pageid=25847
①ビザ申請書をダウンロードし1つずつ記入していきましょう。1〜14までは個人情報やパスポート情報などです。
※3ない場合はNONE
※7ない場合はNONE
※10一般旅券はORDINARY
②申請書は2ページあります。15〜19は勤務先情報とイラン渡航履歴などの質問です。
③2ページ目の20〜28は、ビザ情報、滞在期間、宿泊情報、出入国予定日などを記入します。
※20ない場合はNONE
※24観光の場合はNONE
※25ない場合はNONE
※28自分で負担する場合はBY MY SELF
④特に難しいところはないので間違えないように記入しましょう。最後に写真を貼って申請日とサインを記入すれば完了です。
※29ない場合はNONE
ビザ申請方法
必要な書類が全て揃ったら、在東京イラン大使館に直接出向くか郵送で申請します。
今回は郵送での申請手続きでイランビザを取得することにします。
郵送の場合
郵送の場合は、必要な書類を入れて発送します。
【必要な書類】
・ビザ申請書
・写真3.5×4.5サイズ1枚(申請書に貼る)
・パスポート原本(残存6ヶ月以上、カバーは外す)
・電子ビザ発給許可証。
・振込証明書の原本(ATM可)
・返信用封筒(レターパック)
【振込先】
三菱UFJ銀行虎ノ門支店
(普)1647388
イラン大使館
※インターネットバンキングでの振込はできません。
※郵送の場合の取得日数は5日ほどですが、土日祝を挟んだ場合は少し長くなります。
※観光ビザはA4サイズで渡されます(郵送可)
【東京のイラン大使館の住所】
〒106-0047 東京都港区南麻布3-13-9 イラン大使館 VISA SECTION
・受付窓口:申請時間:午前9:00〜11:00、受領:午前10:00〜11:00
・電話問い合わせ:03-3446-8011(内線195,177):午後13:00〜17:00
こちらが郵送で申請し送られてきたイランの電子ビザ(e-VISA)です。書類を発送してからビザが到着まで約1週間ほどで取得できました。
この用紙(e-VISA)に出入国スタンプが押されるので、パスポートに履歴は残りません。また、この用紙(e-VISA)は出国時に没収されるので、失くさないように気をつけましょう。
まとめ
イランビザ申請手続きを郵送でしましたが、とてもスムーズな流れで手続きができ、途中でつまずくことは1度もありませんでした。
こんなに簡単で費用も安く取得できたので、また行きたくなりましたね。
イランは旅行者の間では、とても評判が良い国なので、行けるうちに行っておく方が良いかと思います。
航空券もサプライスやHISで定期的に配布している割引クーポンを利用して購入すれば、意外と安い料金で購入できたりするので、キャンペーンを見逃さないようにしましょう。
ただ、情勢が不安定なこともよくあるので、危険だなと少しでも感じた時はやめましょう。
イランへ旅行したい方の参考になれば幸いです。