ベラルーシのトランジットビザ(通過ビザ)をラトビアのリガで取得してみた!
2021/03/19
今回の旅でロシアからベラルーシ辺りまでの旅を考えていたのですが、ロシアの観光ビザは大阪にあるロシア領事館で取得できたので、残るはベラルーシのトランジットビザ(通過ビザ)取得だけとなりました。
東京にある駐日ベラルーシ大使館でも取得することが可能で、嬉しいことに遠方の方でも郵送で申請する事ができます。
私も最初はそのつもりでしたが、問い合わせをした時の対応がなんだかしっくりこなくて、不安がよぎったので現地についてから取得しようと考え日本では取得しませんでした。
そこで、どこで取得するのが一番簡単で良いのか検討して絞ってみると、エストニアのタリンかラトビアのリガが比較的取得しやすく日数も要さないなど、簡単に取得できるということでした。
リトアニアのビリニュスで取得する話はよく聞きますが、最近は少し面倒臭いようなので選択を外し。
どこで取得するのか考えたところ、タリンに滞在するのがちょうど土日と重なるため、リガで取ることに決めました。これが大正解だったのです。
ベラルーシという国
ところでベラルーシという国がどこにあるのかご存知でしょうか?あまり聞きなれない国なので、アジア?ヨーロッパ?という方も多いと思います。
地図を見る限りヨーロッパに入りますね。ソビエト連邦が崩壊したことで独立した国となり、また美人が多いというのも有名ですね。
ベラルーシのトランジットビザ(通過ビザ)
日本人がベラルーシに入国するにはビザが必要ですが、2017年2月12日から日本を含む80カ国を対象にビザ免除が始まりました。
滞在の上限は5日間ですが、ミンスク空港を通じた空路での出入国のみ限定で陸路は認められていません。
また、ロシアーミンスク間の空路出入国も認められていないので、日本などからモスクワ経由で入る場合も対象外となります。
陸路で入国する場合はビザが必要で、予めバウチャーなどを準備する必要があり面倒です。
ですが、トランジットビザの場合は48時間以内に出入国する電車やバスのチケット等があれば申請でき無料で取得することができます。
リガのベラルーシ大使館の場所
ラトビアのリガにあるベラルーシ大使館はとても便利な場所にあります。バスターミナルや市場があるところから歩いても10分もかからないところです。
市場から真っすぐ進んで行くとロータリーの真ん中に教会があるので、それを越えたところにあります。
申請・受領受付時間
大使館の申請時間は、月曜から金曜の9時〜13時まで。
受領は翌日の午後3時〜4時。
休日:土日祝。
住所:12 Jezusbaznicas st.,Riga LV-1050
トランジットビザ(通過ビザ)取得にあたって用意するもの
パスポート、申請書、写真、保険、ベラルーシの後に訪問する国のビザ又はビザ免除国の場合は、ベラルーシへ出入国する為の切符やホテル予約確認書などがビザ申請時には必要です。
申請書・・・1枚。大使館で貰えます。又はベラルーシ大使館Webページよりダウンロードする。
写真・・・1葉。顔の面積が70〜80%あることが条件。
パスポート・・・空白のページが2ページ以上あり、有効期限が90日間あること。
保険・・・1.5ユーロ。大使館向かいの小さな簡易の保険会社か科学アカデミー近くにある店舗でも加入できます。事前に取得しておけばスムーズかも。
ベラルーシから入国する国のビザ、バウチャーもあればなお良い又はビザ免除の国に入る場合は、航空券、鉄道、バスなどのチケット又は入国先のホテルの予約確認書など必要です。
日本でロシアの観光ビザを取得するにはこちらより⇓
申請書記入のやり方
申請書はリガのベラルーシ大使館で貰うか、ベラルーシ大使館のwebページよりダウンロードしたものを記入し持参すればスムーズです。
リガにあるベラルーシ大使館で申請書を貰うには、入り口にいる警備員に言えば中に入れてくれますが、全く英語が通じないので紙にロシア語で書いて見せたほうが早いです。
申請書の記入
特に難しい所はないので間違えないように記入しましょう。
10番目・・・発行機関のところは、「MINISTORY OF FOREIGN AFFAIRS」でいいでしょう。
15番目・・・ビザのカテゴリーを選択する。今回はトランジットビザにチェック。
16番目・・・エントリー回数もシングルとダブルが選択できます。
18番目・・・受け入れ先機関。トランジットビザの場合は、行き先国名、入国書類。
21番目・・・渡航の目的。
24番目・・・滞在中の生計手段。
26,27番目・・・署名と申請日を記入する。
ベラルーシ通過ビザ取得までの流れ
申請書は大使館で貰えるのですが、門には屈強な警備員がいて英語が全く通じません。予め用意していたロシア語で書いた”英語の申請書が欲しいのだ”を警備員に見せると中に入れてくれた。
中には順番に入ることになり警備員が仕切っている。中で大使館員に紙を見せると快く申請書をくれ、保険はどこで加入できるのかを聞くと向かいにあるよと教えてくれた。
大使館の向かいにある保険会社⇓
早速、申請書を記入して外に出て向かいの旅行会社?保険会社?に行きます。ここも英語は通じないですが問題ありません。
加入した保険会社は、Inter Risk Vienna Insurance Groupと言うところでした。
科学アカデミー近くの店舗⇓
ベラルーシの後ロシアに行くと言ってビザページとバウチャーを見せたらすぐ手続きしてくれた。ロシアには行かないけど。
で、肝心の保険料はと言うと1.5ユーロと安く感激。そして再び大使館に戻り先程の女性に書類を渡します。目を通しカウンターで待ってと言われる。
すると男性の大使館の方が来て、この方は英語が話せました。書類に目を通し少し質問されたりしましたが難なくOK、じゃ、明日の午後3時に取りに来てと言われる。
えー。明日の朝早くにリトアニアに出発するんですが.....。チケットは持っている?ありません。でもこの後すぐecolinesで予約します!
少し考えて、彼は、じゃ今日の午後3時に取りに来れる?はい、もちろんです!なんと素晴らしい方なんでしょうか。
その後、手続きしてくれて引換証を貰います。ほんとに気持ちの良い対応で嬉しかったです。
私は申請と受領は同じ日だとネットで見たんですが、どうやら翌日受領みたいですね。私は運が良かったのでしょう。
ビザはトランジットのシングルを取得しましたが、ダブルも取得できるようです。
その後、午後3時までの間は観光したり食事をしたりと時間を過ごし再び大使館へ向かいます。少し早めに来たのですが、すでに10人位並んでいました。
時間になると1人ずつ警備員が入れてくれます。そして中に入り窓口に並びパスポートを受領し内容を確認すると大丈夫なようです。
これでベラルーシのトランジットビザ(通過ビザ)が取得できました。
最初は日本で郵送で取得しようと思ったのですが、大使館に問い合わせをした時なんか不安がよぎったのでやめリガで取ることにしました。これが大正解でしたね。ほんとリガ最高です。
そしてルンルン気分で帰ろうとした時に、えーっと思う出来事に出会ったのです。これはまた次回にします。
トランジットビザ(通過ビザ)の有効期間は48時間ですが、実質、入国した翌日の0時までに出国しないといけないので注意が必要です。
なるべく午前中に到着できるようにした方が観光する時間が作れるので良いと思います。
日本で取得する場合
東京周辺にお住いの方なら近くて問題ないのですが、遠方に住んでいる方には容易にビザ取得という訳にはいきません。
ですが、東京にあるベラルーシ大使館は郵送でも申請できるので遠方の方でもメリットが有ります。
郵送の場合、ゆうパックか書留でと記載されていますが、確認したところレターパックで送ってと言われたので、こちらがオススメなのかも。
費用もこちらの方が安いし、大事なパスポートなので紛失されても困るので配達記録も確認できるレターパックがいいですね。
日本で申請に必要なもの
1:ベラルーシ大使館のWebページで申請書をダウンロードする。
2:写真45×35 1葉(半年以内に撮影したもの、顔の70〜80%写ってるもの)
3:パスポート原本
4:日本人は通過ビザの取得の場合は無料。保険も未加入で大丈夫。
5:ベラルーシの後に入国する国のビザが要る。ビザの免除国に入る場合は、航空券、鉄道、バスなどのチケット又はホテルの予約確認書などが必要。
7:所要日数:5日(郵送の場合はもっと時間がかかるようです)
8:ビザなしでも5日間滞在できますが、日本等からミンスク空港に入国することが条件。ロシアからの空路入国ではビザが必要。
9:ベラルーシ大使館の住所:東京都品川区東五反田5-6-32
まとめ
日本でもベラルーシのビザは取得できますが郵送でも問題ないようです。手間と時間を考えるくらいなら近隣諸国で取得したほうが楽で簡単です。
その分、観光する時間は少し減りますが、思ったよりスムーズだったので良かったです。他にロシアやエストニア、リトアニアでも取得可能です。私はラトビアを選んで本当に大正解でした。
今後、リガでベラルーシビザを取得される方の参考になれば幸いです。