タイのナコーンラーチャシーマー駅の犬がすごい!国王への忠誠心が半端ない!
2018/03/08
以前、タイのイサーン地方の玄関口となるナコーンラーチャシーマーに行った時に、おもしろい出来事に遭遇しました。
日本に帰国してからもずーと記憶に残り、もう一度見てみたいなと思い再びナコーンラーチャシーマーに向かったということです。
なぜ、ここが記憶に残ったのかというと、この駅にいる犬が微笑ましくて、すごいということなんです。
行き方
- バンコクから列車に乗り6時間。バスだと3時間30分〜4時間。
- アユタヤから列車で4時間。バスで2時間〜3時間。
- スリンから列車で3時間。バスで、2時間30分〜3時間。
イサーン地方の玄関口ナコーンラーチャシーマー
タイの東北部のことを「イサーン」と言います。このナコーンラーチャシーマーは、イサーン地方の玄関口となる都市で、タイでは2番目に大きな都市になります。
イサーン地方を訪れる旅行者は、まだまだ少ないのですが、見所も多く人は素朴で親切、物価も安くタイを旅するにはとてもオススメなところです。
ナコーンラーチャシーマー駅での出来事
以前、ここからバンコクへ戻る時に、駅構内にいる犬に驚いたことがありました。
すぐ列車に乗り、ここを去ってしまったので忘れられない光景で、また見てみたいと思うようになり来たということです。何がすごいのか。
タイ人の誰もが敬愛する国王
タイ人のほとんどの人が、この国の国王「プミポン国王」を敬愛しています。
タイ国王は、タイ王国の元首である。憲法によればその地位は「尊敬し崇拝すべき地位」(第8条)
として人民の最高点に立つ人物とされており、「タイ軍の総帥」( 第9条)として軍隊の中で最高の階級が与えられ、「 仏教徒であり且つ宗教の保護者」(第10条) として宗教界の頂点に立つとされている。 一般のタイ国民との大きな違いとして、 国王はその行為に関して無答責、「 何人も問い詰めたり告訴する事は出来ない」(第8条) 地位にある。また、仏暦2499年刑法(1956年) の112条(国王、王妃、王位継承者および摂政に対して侮辱、 軽蔑、あるいは害をなそうとするものは、 3年から15年の禁固刑に処す) によって国王に対する侮辱には罰則が与えられており、 国王は特権的な位置づけがなされている。
タイでは、朝の8時と夕方の18時ぴったりに国歌が流れます。
するとタイの人たちは一斉に起立し、歩いている人はその場で立ち止まり、国王への敬愛を示します。
1日2回、毎日行われます。それほどまでにタイの人は国王を敬愛しているのです。
だから、国王の悪口など言えば、ものすごく批判されるでしょう。
ナコーンラーチャシーマー駅の犬たち
このナコーンラーチャシーマーの人々も国王への敬愛は同じですが、ただ少し他とは違うのは、このナコーンラーチャシーマー駅にいる犬も国王への敬愛、忠誠心を持っているからすごいのです。
どうすごいのかというと、前にも書きましたが1日2回国歌が流れます。
朝8時前に駅にいる犬が、今まで横になって寝ていたのに急に立ち上がりそわそわしだします。
そして、もう少しで8時になろうとする時、一斉に吠えるんですね。国歌が流れる間も吠え続けています。
この駅構内には何匹か犬がいるのですが、全ての犬が立ち上がり吠えるんですね。
初めて見た時には、5,6匹の犬が一斉に吠え出しほんと感動しました。
私には国歌を歌ってるようにも感じました。国歌が終わると歩道橋の上にいた犬が下に降りてきて、これから1日の始まり!みたいな感じが、ひしひしと伝わってきます。
これ毎日の日課なんですね。だれが教えたのでもないのに、ここまでやる犬は見たことがありません。ほんとすごいです。見ればきっと納得するでしょう。
まとめ
旅の途中に偶然この様な光景を見てしまい、思わず顔が緩んでしまうほど楽しい一時でもありました。
世の中には、まだまだいろんなことがあるんだなと思いました。
私は犬が苦手ですが、ここの犬たちは全く吠えたりしないし、むしろ此方の方を警戒しているようにも感じました。
ただ単に音に反応しているようにも見えますが、1度見たら「そうでもないかもな」と思うに違いありません。
1つ注意してほしいことは、駅にいる犬は普通のおとなしい犬ということです。町中にいる犬は相変わらず怖いですね。
バイクに乗ったタイのにーちゃんを追いかけていました。気をつけましょう。