東南アジアの安宿にチェックインする前にチェックすべき10項目!
2018/03/04
東南アジア旅行の魅力は、衣食住にかかる費用が安く上がり、少ない資金でも旅ができてしまうことです。
その中でも一番費用を占めるのが宿泊費です。この宿泊費を安く抑えることができれば、ほんとに安く旅行ができ旅に余裕ができて楽しくなります。
しかし、安い宿は、安いなりの理由があったり快適にいかない場合が多く、安かろう悪かろうの状態だったりします。
そこで、安く良い部屋に宿泊する為に、私が実践している部屋のチェック方法を紹介します。
東南アジアの安宿
東南アジアの安宿は本当にたくさんあり、国によって様々ですが値段も安く快適なところもたくさんあります。
今だと1泊1000円以下の部屋が安宿の部類に入るのではないでしょうか。
部屋のタイプも様々で、ドミトリータイプの部屋だったり、シャワー、トイレ有り、無しの部屋だったりと、いろんなタイプの部屋があります。
私が初めて東南アジアを旅した時には、1泊150円〜300円の宿がたくさんありました。
現在、300円の部屋を探そうと思ってもなかなか見つからないでしょう。経済が発展していけば、それに伴い値段も上がっていくのは仕方がないことです。
安宿にチェックインする前にチェックする10項目
安い宿には安いだけの理由があったりする事もよくあります。快適に滞在したいのは誰もが思うこと。
少しでも快適に滞在するためには、チェックイン前の部屋のチェックが重要な部分になるので、参考までにチェックする項目を上げ、私の実践しているチェック方法を紹介します。
①ドア
ドアは鍵がかかればあまり重要ではありません。なぜなら、スタッフが鍵を持っているので、外出している時に簡単に部屋に入れます。
最低限のチェックとして、必ず鍵がかかるのかを確認することです。鍵以外に南京錠が付けられるフックがついていればより安心です。
フック付きタイプでないのなら、部屋に貴重品などは置かないほうが良いでしょう。
ドアの下の隙間が広くなっている場合、ゴキブリなどの侵入を防げないので注意することです。
②ベッド
ベッドはとても重要な部分です。疲れた体を休めるのに、これほど大事なものはありません。
マットのタイプもいろいろで、柔らかかったり硬かったりして、寝心地を左右する場合もあります。
部屋を見るときにマットの硬さをチェックして、あと枕の高さにも気を配るべきです。
ひどい枕だと高さ30cm位になるとんでもない枕が時々あるので、よくチェックしましょう。これじゃ、窒息死してしまいますからね。
シーツの清潔さも要チェックです。シーツを替えていない安宿もよくあるので注意しましょう。
一番問題なのは、ベッドが木で出来ていたりすると、虫が出る可能性が多いことです。
最近ではあまり見かけなくなりましたが、「旅社」とつく安宿の部類には、ゴキブリや南京虫、ダニなどのが出る確率が高くなります。
部屋を見る時にベッドの隙間などをよくチェックしましょう。南京虫は夜寝静まった頃に出てくるのでとても厄介だし、刺されれば痒みが長く続くのでかなり消耗します。
インドで初めて南京虫に刺された
私が最初に南京虫に刺されたのがインドの安宿で、痒みが1ヶ月ほど続きかなり嫌な思いをしました。
その後も何度か刺されていますが、刺されることにより免疫ができるので、幾分治りが早くなるようです。
南京虫に刺されると痒みを伴った発疹ができ、掻くとさらに広がっていきます。
気温が高いと痒みも増幅するので、涼しいところに移動すると、痒みも和らぎ治りも早くなります。
③ファン、エアコン
扇風機付きの部屋の場合は、通常の扇風機と天井をまわるファンと2種類あります。
どちらも大して変わりはないですが、洗濯物を部屋で干す時には、天井ファンの方が便利で早く乾きます。
東南アジアはとても暑いので、ファンをまわしていても日当たりなどの関係で、かなり暑苦しい時もあります。
そこで扇風機や天井ファンを最速でまわしながら眠りにつくと、一発で風邪を引いてしまうので注意が必要です。
3段階スピードの調節できる天井ファンをまわした時に、すべて同じスピードで困ったことがありました。速すぎるのも遅すぎるのも寝られないのでよく確認しましょう。
扇風機の音もうるさいと寝られませんね。
④バスルーム
バスタブは、ほとんどの安宿には備え付けていなく、シャワーのみとなります。
水シャワーがほとんどですが、寒い地方だとホットシャワーも使えるところが多いです。
シャワーも水がよく出るのかを確認しましょう。水量が少ないと快適ではないのでここも要チェックです。
排水口が詰まっていないかも確認しましょう。これはよくあることで、詰まってなかなか水が流れず、床一面水浸しになることもよくあります。
インドのランニングバケツ
昔、インドの山奥で水シャワーしか出なく、寒くてシャワーなど浴びれなかったのですが、わずか5ルピーで「ランニングバケツ」という、バケツに熱いお湯をいっぱい入れたものを走って持ってきてくれるサービスがあり、思わず笑ってしまったことがありました。
⑤日当たり、風通し
暑い東南アジアでは、建物の多くがコンクリート、レンガを使ったものなので日当たりが良すぎると壁に熱を含み、いつまでも部屋の中の温度が下がりません。寝苦しくなるので気をつけましょう。
風が通れば幾分マシですが、窓のない部屋や窓が小さいなどといった部屋もあるので暑さが増大します。ほんとに快適な部屋探しは難しいんですよね。
⑥騒音
部屋と部屋の壁が薄かったりすると、話し声や隙間から明かりが入ってきたりと寝付けなくなる時があります。その時は、耳栓やアイマスクをして快適にしましょう。
旅行者の中には、昼夜逆の生活をしている人も少なくないので、自分で工夫して快適な環境を作るしかありません。
どうしてもうるさくて寝付けない時は、スタッフに相談するのが1番早いです。
⑦部屋の設備、備品
安宿の部屋にある備品は、石鹸、トイレットペーパー、コップ、ペットボトルの水、タオルぐらいです。
設備は、シャワー、トイレ有りか無しか、エアコンか扇風機か、水シャワーかホットシャワーかの違いくらいでしょう。
網戸があるかも重要です。エアコンがあるのなら必要ないですが、扇風機だと窓を開けておかないと、かなり暑くて体力も消耗します。
網目が破れている場合も多く、それだと蚊や虫などの侵入を防げません。
蛍光灯のある付近には、夜になるとヤモリが出現したり、部屋中響き渡るほどの鳴き声で泣かれたりもするので、こちらも泣けてしまいます。
廊下に備え付けられている照明も部屋に明かりが入ってきて、電気を消したにも関わらず明るくて寝られない場合もあります。その場合もアイマスクを利用しましょう。
⑧free-wifi
wifiは、ロビーで使えるところが多く、部屋で使えたりするところもあります。
チェックイン時にパスワードをもらって接続するだけなので便利ですね。すべてフリーです。
旅を続けていくとwifiが使えるか使えないかで随分変わりますからね。
⑨コンセント、プラグ形状
コンセントの位置や場所、プラグ形状などのチェックも大事なところです。国によって異なるので、よく調べてから変換プラグなどを持って行きましょう。
現地でも売られいるので、こちらで買えば安く購入できます。スマホやパソコンの充電するのに必要ですからね。電圧も日本と異なるので注意しましょう。
⑩トイレ
東南アジアのトイレは、洋式、現地式のタイプと2種類あります。
洋式の場合は、なんら変わりありませんが、便器の横の壁に、小型のシャワーが備え付けてあります。
東南アジア及び西南アジアでは、紙を使わない文化で、水を使用するので備え付けてあります。
現地式の場合は、小さな便器とバケツと水をすくう小さな桶がおいてあります。用をすませばバケツの水をすくって流すタイプです。バケツがなくレバー式で水が出る場合もあります。
東南アジアのトイレにトイレットペーパーを流すと必ず詰まります。流してもいい宿も多くなってきていますが、詰まるほうが多いので注意しましょう。
使用後のトイレットペーパーを入れるバケツが置いてあるのでそこに入れます。
まとめ
値段が安い割に設備も整っていて、スタッフの対応も良いのなら、必ず長期で滞在している人がいて人気の宿になります。この条件で部屋が空いていたりすると快適です。
旅行中は、自分でも気づかないほどの疲れが蓄積しています。少しでも体を休めることが旅を元気に続けられる方法です。
その為には、部屋のチェックがとても重要な事になるので、しっかりチェックしましょう。
納得がいかなければ違う部屋を見せてもらい、それでもダメなら違う安宿に変わればいいだけです。
その内、習慣化すると部屋選びが楽になるので、安くて良い部屋に宿泊することができるようになります。
ホテル予約サイトで、値段や部屋の設備なども調べられたり、評価などもわかって便利で良いのですが、実際に目で見てみるのとでは感じ方も違ってくるものです。
快適な宿泊を手に入れられるよう実践しましょう。