偉大なるノヴゴロドを観光!静かで落ち着いた歴史ある田舎町は寒すぎた!
2018/03/08
モスクワから3等寝台列車に乗ってノヴゴロド着きました。まず最初に感じたことは、めちゃくちゃ寒い!もうすぐ5月なのに。
モスクワよりは、だいぶん北に来てるので少しは覚悟していたのですが、とにかく寒すぎるのです。
寒さに耐えながら、ノヴゴロドの見所であるクレムリンとその周辺にある教会などを観光してきました。
ノヴゴロドのクレムリン(世界遺産)
モスクワにあるクレムリンは有名ですが、クレムリン(城壁)はロシア各地に存在しています。最大で特に有名なのがモスクワにあるクレムリンです。
ノヴゴロドのクレムリンも世界遺産に認定されていて、負けず劣らずきれいな城壁でした。ノヴゴロドは新しい町と言う意味ですが、ロシアでは最も古い町のひとつだと言うことです。
クレムリンの行き方
ノヴゴロドには宿泊しないでサンクトペテルブルクに向かうため、荷物を駅に預けてノヴゴロド観光へと向かいました。
最大の観光名所のクレムリンまでは駅から2kmほど離れていて、バスでも行けますが歩いて30分程の距離なので、歩きながらクレムリンの城壁を目指しました。
観光案内所も近くにあるのですが、着いたのが早すぎたため開いていませんでした。当然ですよね。朝7時に観光する旅行者もあまりいませんからね。
でも良かったのはクレムリン内部の見学は無料で、門の出入口も6時から自由に出入り可能だったので、時間を無駄にせず観光することができました。
クレムリン
モスクワのクレムリンは存在感がありますが、こちらのクレムリンも負けず劣らず立派なものでした。クレムリン内部の地図があったのでよく見ておきます。
クレムリン内部の見所
早速、中に入り見学します。クレムリン内部には幾つかの見所が点在します。
風が少しあり、この寒さの中ではかなり堪えました。なるべく風が来なくて日当たりの良いところを歩きながら見学します。まず最初に見えたのが、ロシア1000年記念碑。
リューリクの即位から1000周年を記念して造られた記念碑。
すぐ近くにはソフィア大聖堂があり、こちらも世界遺産に認定されています。とてもきれいな聖堂で金色と銀色のドームが印象的です。
どの角度から見ても本当に美しかったですね。聖堂内も素晴らしいフレスコ画で埋め尽くされていました。
ソフィア大聖堂のすぐ近くにある鐘楼。
鐘楼の前には古い鐘が並べられていました。寒いですが朝の観光も清々しくて気持ちが良いもんですね。
ノヴゴロド歴史考古学博物館は、ロシア1000年記念碑のすぐ近くにあります。
ヤロスラフ宮廷跡と市場周辺(世界遺産)
クレムリン内部観光後、ヴォルホフ川にかかる橋を渡り進んで行くと、中世の頃に賑わった「ヤロスラフ宮廷跡と市場」と呼ばれる場所があります。ここも世界遺産に認定されています。
橋を渡る途中に鍵が沢山かかっている場所があり、恋人同士が付けていくんでしょうね。
くつろいでいる女性がいたので、私もここで朝食を取ることにしました。眺めもよく気持ちが良かったですが寒すぎました。
朝食後、更に進むと「ヤロスラフ宮廷跡と市場」という、古い教会が今も7つ残っている個性的な教会を見ることができます。
すべて寄り添うように密接しているので見学はとても楽でした。
宮廷のニコラス聖堂とかの屋根を見ていたら、イスタンブールのアヤソフィアを思い出してしまいました。
パラスケヴァ・ピャトニツァ教会。これから徐々に修復されて、きれいな教会になっていくんでしょうね。
市場のゲオルギー教会。教会の姿も、いろんなものがあるんですね。
イリイナー通りのスパサ・プレオブラジェーニヤ教会(世界遺産)
宮廷跡周辺から更に先に進むと、ノヴゴロドで最もハンサムな教会と言われるスパサ・プレオブラジェーニア教会があります。なんか舌噛みそうな名前ですね。
ここも世界遺産になっていて、ノヴゴロドは世界遺産がたくさんあるのでびっくりです。郊外にも世界遺産の教会があり、それだけ歴史のある町なんだなとつくづく感じました。
スパサ・プレオブラジェーニヤ教会の向かいにあるズナメンスキー聖堂。
すべて開館前に来たので、教会の中へは見学できなかったですが、唯一入れたのが世界遺産のソフィア大聖堂だけでした。
サンクトペテルブルク行きのバス
ノヴゴロド観光後、次の目的地は「水の都・サンクトペテルブルク」です。ノヴゴロドのバスターミナルは駅のすぐそばにあるのでとても便利です。
サンクトペテルブルク行きのチケットを買いますが、やはり英語は通じません。でもなんとかなるものです。
出発時間を確認すると、あと少しで出発ということでチケットを買い、預けてある荷物を駅に取りに行きます。
近くの売店で昼ごはんのパンなどを買い、そして、出発!初ロシアバスですが普通に快適です。片道3〜4時間で300ルーブル(約600円)で行くことができます。
私はバスから眺める車窓が大好きで、必ず旅先ではバスに乗ります。ロシアの風景は平凡な風景が多いですが、また違ったロシアの風景を見てみたいですね。
お昼過ぎに昼食を取るために止まったお店、バーガーキング。停車時間も15分くらいでした。
その後、順調に走りサンクトペテルブルクに到着です。
まとめ
ノヴゴロドは、とても静かな田舎町。観光していると、通りすがりのロシア人が挨拶をしてくれるので、気持ちのよい観光ができました。
世界遺産も多く見所も色々あるので、サンクトペテルブルクに行く前に、寄り道するのもいいでしょう。
ロシアの旅は意外とスムーズに行けるので旅行しやすかったですね。人も親切だし特に不便さを感じることもないですが、トイレと食事と観光費は高いですね。