ロシア鉄道の3等寝台列車に乗ってモスクワからノヴゴロドに向かう旅!
2021/10/12
ロシア鉄道のオンライン予約でチケットを購入したので、モスクワからノヴゴロドまで3等寝台列車に乗って移動してみました。
初ロシア鉄道ということで、どんなものかと想像していましたが、とても快適で私は3等寝台列車で十分でした。
実際に乗車するところから目的地に到着するまでの感想などを紹介したいと思います。
※2017年6月10日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2021年10月12日に再度公開しました。
出発前
ノヴゴロド行きの夜行列車は22時発だったので、それまでの時間モスクワ観光をしました。
夜のライトアップのクレムリンやポクロフスキー聖堂も見てみたかったのですが、夜9時頃から少し暗くなる感じなので、ライトアップを見ると出発時間に間に合わなくなるので諦めました。
ただ、エスカレーターが長いのと荷物検査があるので、急いでいる時は少し面倒です。
メトロ駅からのアクセスも簡単で、ほんとに利用しやすくて便利です。レニングラード駅に向かう途中、何処かで見たような自動販売機があるなーと思っていたら、日本の缶コーヒーでした。
全て日本の飲み物で、なんか不思議な感じですね。ちなみにお値段75〜100ルーブル(約150円〜200円)。
駅構内に入るにも荷物検査があり少々うんざり気味。中はカフェやお土産屋さんもあり至って普通の光景です。
出発の30分位前に来れば十分だと思いますが、少し早めに来て待機していました。電光掲示板を見て乗車できることがわかったので列車へと向かいます。
乗車手続き
自分の予約した列車番号や時間などを確認し車両へと向かいます。各車両に車掌さんがいて順番に手続きを始めます。
パスポートと予約確認書を用意していたのですが、確認されたのはパスポート番号のみで、名前も予約確認書もチェックされませんでした。
そして中には入ります。中は外と違ってとても暖かいです。
車内の様子
予約したのは3等寝台の上段の席、コンパートメントでない開放寝台です。なのでカーテンなどの仕切りはありません。
通路を挟んで片側が線路と平行、もう片側が線路と直角に席が設置されています。
どちらが良いかは好みにもよりますが、背が高い方は、線路と直角の席が足を伸ばせて楽なのかなと思います。
出発、到着前の30分間はトイレなどの使用ができません。これはテロを警戒してのことなのでしょう。車掌さんがしっかりと鍵をかけていましたね。
備え付けの給湯器は自由に利用できるので、コップとコーヒーやお茶、カップラーメンなどあればくつろげます。
乗車してから再び車内でチケット確認があります。私はパスポート番号だけで終了でしたが、ロシア人はしっかりチェックされていました。
チェックが終わると次々と自分の寝具にシーツをかぶせたり、歯磨きに行ったり、着替えたりして眠りに入ります。
私は上段の席だったのですぐ眠りにつきました。かなり疲れていたのか爆睡で車内のことはあまり覚えていません。
荷物は上にもう一段置ける棚があるので荷物の心配もそれほどなかったです。
ノヴゴロド到着
まだ眠い中、乗客がそわそわしてきたので起きる準備をし、使ったシーツなどを専用のカゴに入れ、そして布団もたたみます。
なんかロシアらしくて好きだなー。マナーが良いですね。
そうこうしているとノヴゴロドに到着しました。よく眠れたので少し元気になったような気がします。車内から一歩外に出ると寒すぎ!固まってしまいました。
もう5月に入ろうかとしているのに、なんですかこの寒さ。あまりの寒さに駅構内に小走りで向かいました。これほど寒いとは想像もしていませんでした。
駅構内で少し暖を取って、ノヴゴロド市内観光に行くためバックパックを預けます(160ルーブル約320円)。
重さや大きさによって料金が変わりますが、ロッカーに預ける方が高かったですね。(220ルーブルだったかな?)
いざノヴゴロド観光へ。
まとめ
ロシア鉄道に初めて乗ってみましたが、予約も簡単にできるし、ぐっすり寝れ快適だったので3等寝台列車でも全く問題なかったです。
しかも料金が約820ルーブルと安く移動できるのも嬉しいですね。今度はシベリア鉄道でモスクワを目指そうかな。
後はロシア語を少し話せるようになれば、もっと楽しい旅になるはずなので勉強しましょう。