ロシア鉄道のオンライン予約のやり方!3等寝台列車が意外と安かった!
2020/02/03
モスクワ観光後、次の目的地であるノヴゴロドに行くことを決めました。サンクトペテルブルクに行く前に、どこか静かな田舎町に行きたいと思っていたので寄り道してみることにしたのです。
そこまで最初はバスで行こうと考えていたのですが、ロシアの風景が少し平凡すぎる用な感じがしたので、夜行寝台列車で行くことにし、早速、オンライン予約してみることにしました。
今やロシア鉄道の予約もネットで簡単にできるということなので便利になったものです。予約から発券までの流れを解説したいと思います。
ロシア鉄道の発着駅を把握する
まず、モスクワの鉄道駅は行き先別に分れているので、目的地に行く列車がどこの駅から出発するのかを理解しなければいけません。
モスクワには全部で9つの鉄道駅があり、それぞれ地下鉄とリンクしているのでアクセスが容易で行きやすくなっています。モスクワにはモスクワ駅というものがないのが意外でした。
今回、サンクトペテルブルク方面のノヴゴロドに行くので、レニングラード駅からの出発になります。レニングラード。確か中学の社会の時間に習いましたよね。懐かしいな。
目的地のノヴゴロドという地名も似たような名前の所があるので注意する必要があります。間違えてとんでもないところに来てしまった、なんてことがないように注意しましょう。
でも、そんな旅も面白くて私は好きですが。
ロシア鉄道のオンライン予約
以前からロシア鉄道のオンライン予約は可能でしたが、ロシアで発行したクレジットカードでしか決済ができず、オンライン予約での予約は難しいものでした。
しかし、今現在、日本のクレジットカードでも簡単に決済できるので随分変わったなという印象です。
今回、利用したのはロシア国鉄のサイトで、その他にも似たような予約サイトがありますが、ここが一番安かったので利用しました。
ネットなどで調べていると英語サイトだと決済時に割と高い手数料を取られるとか、日本のクレジットカードでは決済できないとか色々ありますが、私が実際に予約した時は、そのようなこともなく安く購入することができました。
ロシア語か英語か
予約をするのに英語サイトでしようと思ったのですが、せっかくなのでロシア語サイトのまま予約してみることにしました。
英語サイトの方がわかりやすいですが、乗車の時にスムーズに乗れるようにと思いロシア語のまま始めてみました。
ロシア語は全く理解できていませんが、旅の指さし会話帳や翻訳、文字変換などをうまく使えば、それほど難しいこともなかったです。
実際に自分の名前がロシア語になったのを見てみると、世界は面白いなと感じるようになりました。
取得したロシアビザのページにも、ロシア語で名前が記載してあるので間違えることもないでしょう。
オンライン予約を始める
ロシア鉄道のサイトに行き、事前に発着する駅も調べておきましょう。
まず、出発地と目的地を入力します。同じような名前がたくさんあったりするのでよく確認しましょう。私はウィキペディアなどで地名を調べたりしてコピペで貼り付けました。
次が出発日を選択。シーズン中でもなければ当日予約でも大丈夫だと思いますが、私は少し余裕を持って出発の2日前に予約しました。
時間帯や曜日等によっても違ったり、早く予約すれば安い料金で購入できるようですが、私は出発の2日前でも安かったですね。シーズン中だとこうもいかないでしょう。
列車、等級、車両、時間の選択
クリックするとページが切り替わり、列車、出発時間、等級などの選択画面に替わります。ロシア語なのでよくわかりませんが、1つ1つ調べていくと少しずつ意味がわかってきます。
時間がかかるので、最初に英語サイトにしてスクリーンショットなどで保存して、見ながらやれば理解しやすくなるでしょう。
ロシア語を入力する場合は調べないとだめなので、少し時間がかかるかもしれません。
列車の等級
Люкс | 特等寝台(デラックス) |
СВ | 1等寝台 |
Купе | 2等寝台 |
Плацкартный | 3等寝台 |
Сидячий | 座席 |
予算や時間など自分の1番良い列車を選びます。等級や席等によって料金が変わるのはどこも同じですね。
ロシアには9つの時間帯があり、鉄道時刻はすべてモスクワ時間で表記されています。
席の種類
Верхние | 上段(線路に直角) |
Нижние | 下段(線路に直角) |
Верхние боковые | 上段(線路に平行) |
Нижние боковые | 下段(線路に平行) |
等級を選択すると、車両、出発時間や料金などの画面に切り替わるので、自分の好みの席を選んでおきます。「席の選択は乗客情報を入力した後に可能です」と説明されています。
下の方にある「乗客情報入力と席選択に移動する」ボタンをクリックすると、画面が切り替わりますが、予約には登録が必要になるので登録をします。
予約には登録が必要
予約する前に、事前に登録しておくことがスムーズかなと思います。
一応、私は、登録もロシア語入力でしてみました。乗車時に車掌さんがすぐわかるようにと思い、なんて優しい旅行者なんでしょう。
登録後、ログインした状態で先程の「乗客情報入力と席選択に移動する」ボタンのところまで来てクリックすると、今度は乗客情報などの入力欄に切り替わります。
乗客情報などの入力
入力するものは、名前とパスポート番号だけで、後はプルダウンメニューから選択するだけです。
- 書類の種類は、外国の書類(foreign documents)
- 割引は、正規料金(full price)
- 書類の番号は、パスポート番号
- 国籍は、日本 でいいでしょう。
参考までに
Фамилия | 姓 |
Имя | 名前 |
Мужской | 男性 |
Женский | 女性 |
Япония | 日本 |
Иностранный Документ | 外国の書類 |
Полньй | 正規料金 |
入力が済んでクリックすると、何故かパスポート番号のところだけがエラーになってしまいました。
んー。これまでかと思いきや、ここでロシア語から英語に切り替えてよく見てみると、書類の種類のところを「International Passport」に選択していたようです。
やはり英語の方が楽ですね。
その後、ロシア語に戻すのを忘れ、途中から英語サイトで予約を続けました。
乗車手続きの時に、名前などの確認や予約確認書などの提示を求められることもなく、パスポート番号しかチェックしなかったので、パスポート番号だけは注意しましょう。
ロシア語サイトで予約しなくても英語サイトでも料金は変わらなさそうなので、心配な方は英語サイトで予約した方がいいでしょう。
座席の選択等
座席の選択の前に、保険加入の有無を選択する部分がありますが、加入しないのならチェックを外しましょう。ボーナスカードという所も旅行者にはあまり関係がなさそうです。
次に座席を選択します。座席選択画面では好きなところを選択するだけです。両サイドのトイレ付近の席は外した方がいいでしょう。
座席の範囲は、1席だけなら同じ数字が入ります。上段か下段かは好みにもよりますが、夜行列車なら料金が安い上段で十分でしょう。
リネンはシーツやタオル、毛布などの事で、そんなに高いものでもないのでそのままでいいでしょう。
実際にモスクワからノヴゴロドまで予約したのですが、3等寝台の上段(線路と平行)の運賃総額が819.6ルーブル(約1650円)でした。思った以上に安かったですね。
ロシア鉄道も安く移動できますが、タイの3等列車は更に安く移動できるので、タイ旅行に行かれる方は1度乗ってみては如何でしょうか。
決済
座席の選択が完了しクリックすると、予約の確認画面に切り替わります。OKならチェックボックスにチェックを入れ、下の方の赤いボタンをクリックします。
すると決済画面に替わるので必要な情報を入力しますが、ここは英語サイトでもロシア語表記は変わりません。
ロシア語でも入力することは通常の決済のやり方と同じなので心配いりません。入力後、赤色のボタンをクリックして決済完了です。
日本のクレジットカードでは決済できないなどと以前はあったようですが、私は日本のデビットカードでも決済できたので、どんなカードでも問題ないのではないかと思います。
クレジットカードをお持ちでない方は、この機会に作ってみては如何でしょうか。
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予約完了
決済し予約が完了したので予約確認書が表示されます。PDFファイルをダウンロードしてコンビニなどでコピーすれば問題ないでしょう。メールなどの連絡はありませんでした。
実際にプリントしたものを持参しましたが、予約確認書の提示を求められたこともなく、名前の確認もなく、パスポートの番号を見せるだけの簡単なものでした。あっけないものでした。
ますます魅力的なロシア旅行
1度登録しておくと次回の予約時は、とてもスムーズに予約できるので、シベリア鉄道を横断しながらヨーロッパに向かうなんていうのも面白いですね。
その内ビザもなくなって、ほんとの自由旅行ができる日もそう遠くないでしょう。
まとめ
ロシアの旅がほんとに楽になってきています。まさに自由旅行という言葉がふさわしい感じです。観光ビザといいロシア鉄道の予約等もスムーズで良い感じですね。
これからは徐々にロシアを訪れる観光客も増えて、近くて遠い国から近くて近い国になっていくと良いですね。
この機会にロシア旅行を計画してみては如何でしょうか。航空券の予約ならサプライスやHISが良いですね。
割引クーポン等を利用すれば安く購入することができるのでオススメです。