イラン最大の見所ペルセポリス遺跡観光と行き方!悠久の時を感じたよ!
2020/04/24
いよいよペルセポリス遺跡に行く時が来ました。念願かなって幸せです。イラン最大の観光スポットです。
シラーズから少し離れていますが、タクシーで行く方が時間を無駄にしないので、バスよりは良いかと思います。
ペルセポリス遺跡は意外と広く、じっくり見たい方は最低2時間は欲しいところです。
ほんとに素晴らしく開放的で気持ちのよい観光になりました。
行き方なども交えてご紹介したいと思います。
ペルセポリス遺跡までは何で行く?
シラーズからペルセポリス遺跡に行くには、タクシー、乗合バスがあります。
バスは時間が読めないのと途中でタクシーに乗り換える必要があるので、最初からタクシーで行く方が無難です。
料金交渉も可能で、私の場合、最初の言い値が100万リアル。
回ってもらう場所もペルセポリス遺跡、ナグシェ・ロスタム、ナグシェ・ラジャブの3カ所回ってくれ、ペルセポリス遺跡も2時間でも3時間でも待つよということでした。
最初はバス&タクシーで行くつもりでしたが、バスターミナルで待機していたタクシーの運転手と交渉すると、60万リアル(約553円)で行くよと言ってくれ、気さくな方だったのでタクシーに決めました。
世界遺産ペルセポリス遺跡
では出発です!運転手は気さくで親切な方だったので、ますますイランが好きになりました。
ペルセポリス遺跡に着くまでは、お互いの言葉や文化を教えあったりして、終始楽しい道中でした。約1時間ほどでペルセポリス遺跡に到着です。
待合場所と観光時間を伝え別れます。ここの入場料は20万リアルです。遺跡の中には博物館があり、そこは別料金です(20万リアル)。
中に入り遺跡までは長い道が続きます。
大階段が見えました。この階段は岩から切り崩したものです。
緩やかな階段を上がり見えてきたのがペルセポリス遺跡です。
このシチュエーションがにくいですね。遺跡全体を見た瞬間ついに来たかー!と感無量です。
ペルセポリス遺跡は世界遺産に登録してあるイラン最大の観光スポットです。
ペルセポリスは「ペルシア人の都」というギリシャ語からきています。
では観光に行きましょう!
ペルセポリス宮殿入り口
まず最初に見えたのが、ペルセポリス宮殿の入り口「クセルクセス門」です。
円柱や牡牛像が見事です。
写真撮影スポットとして沢山の方が撮影していました。
そのまま進んで行くと左手に空飛ぶ双頭鷲像があります。これはイラン航空のシンボルマークにもなっています。
廃墟化した感が印象的ですが、きれいに残っているので嬉しいです。
現在も壁のレリーフを修復している状態です。
東階段
道なりに進んで行きアパダーナという宮殿の出入り口に階段のレリーフがあります。
北と東の出入り口に階段があるのですが、東階段のレリーフが素晴らしいです。
こちらは牡牛を襲うライオンのレリーフです。ライオンが夏、牡牛が冬を表し季節の移り変わりを表現しているとか言われています。
属国の使者のが彫刻されたレリーフは見ごたえがあります。
2つのスロープの壁の彫刻をしばし見学。見事です。
アパダーナ(謁見の間)
その後、アパダーナへ向かいます。ダレイオス1世により建てられた宮殿です。
何本かの柱が天に向かって延びているんですが、全体像を想像してみたら、とても大きな宮殿だったんだろうと思います。
私はここが1番ペルセポリス遺跡らしいなと思いました。
タチャラ(ダレイオス1世の宮殿)
次に向かったのが「タチャラ」と言うところです。
ここはダレイオス1世のプライベート宮殿だったようです。
全体的にきれいに残っていて彫刻も見事です。保存状態も良かったですね。
ハディーシュ(クセルクセス1世の宮殿)
そして「ハディーシュ」に続きます。
こちらもクセルクセス1世のプライベート宮殿です。
中央宮殿(会議の間)
もと来た道を戻り中央宮殿に向かいました。
中央に位置していて「会議の間」とも呼ばれています。
ライオンの像も見事です。
博物館
博物館もあります。ここの入場料は20万リアルです。
主に陶磁器や装飾品などが展示されています。
百柱の間
次は「百柱の間」と言うところで、ペルセポリス最大の広間です。
かつては100本の柱があったといいますが、現在はほとんどありません。
アルタクセルクセス2世の王墓
いよいよ最後ですね。
丘の上に見えるのがアルタクセルクセス2世の王墓です。
ヨルダンのペトラ遺跡の様な立派な王墓ですね。
岩肌にファザードが浮き彫りされています。
光の加減でくっきりと見えないのが玉に瑕ですが見れて良かったです。
上からはペルセポリス遺跡の全体像が見渡せて見晴らしもスゴく良かったです。
腰掛けてペルシャの風を受けながら、遠い昔に栄えたペルセポリスを感じてみましょう。
ナグシェ・ラジャブ
ペルセポリス遺跡観光後、タクシードライバーと合流し、ここから5分ほど行ったところにある「ナグシェ・ラジャブ」に向かいました。
サーサーン朝のレリーフが見れます。
ナグシェ・ラジャブ観光は車を道路脇に止めて、運転手がここから見えるよと言うので、中に入らず遠くから写真撮影で終了。
だけど、どれが彫刻なのかな?まぁいいっか。
イラン人からしてみれば20万リアル払ってまで見るべきではないということなんでしょうか?
ナグシェ・ロスタム
更に車で5分行ったところに「ナグシェ・ロスタム」と言うところがあります。アケメネス朝の王墓が並んでいます。
こちらもドライバーが駐車場から見れば良いんじゃないの?と言うので、近くで見てもはっきりと見えなさそうなので運転手に賛同。ここも入場料20万リアルです。
意外といきれいに撮れました。
これじゃ観光とは言わないですよね。少し反省。
まとめ
ペルセポリス遺跡は紀元前520年に建築され、アレクサンダー大王により陥落しました。
その後、出火により廃墟化したままだと言われています。
今現在、これほどの遺跡が残っていることは凄いですよね。
イラン最大の観光スポット「ペルセポリス遺跡」を見れて本当に良かったです。