南インドのマハーバリプラム海岸寺院はいつかなくなるかもしれない貴重な遺産!
2018/03/08
カーンチプラムからベンガル湾の海岸沿いに向かい、これまで見てきた風景が一気に変わります。
風が気持よく太陽が眩しいリゾート地、そう、ここがマハーバリプラムです。
やはり海は気持ちがいい!開放的な気分を味わいながら世界遺産の海岸寺院を目指します。
行き方
カーンチプラムからバスで2時間。チェンナイからバスで2時間。ポンディシェリからバスで3時間。
世界遺産の海岸寺院
ここマハーバリプラムの正式名称はママラプラムといいますが、インドの人にはマハーバリプラムの方が通じやすいです。
海岸沿いには7世紀に造られた寺院が1つあります。本来は全部で7つもの寺院があったといいます。
侵食による被害により残っているのは今あるものだけです。いつかはなくなってしまうかもしれない貴重な寺院であることは確かです。
それにしても、ここから眺めるビーチは最高です!きれいで波がいい!
アルジュナの苦行
ビーチとは反対方向に進むと大きな岩山があります。ここには沢山の遺跡が残っていて見所も多い場所です。
岩山には大きな彫刻がしてあるアルジュナの苦行というレリーフがあります。
インドの叙事詩「マハーバーラタ」の中のアルジュナの苦行の場面を描いたものです。
クリシュナのバターボール
アルジュナの苦行のレリーフから少し歩くと坂になった所に奇妙な岩が1つあります。クリシュナのバターボールという不思議な岩です。
今にも転がり落ちてきそうな感じですが、かつては象を使って動かしてもびくともしなかったといいます。ホント不思議ですね。近くによってみましたが不思議です。
これとよく似たものをミャンマーのチャイティーヨ・パゴダで見たことがありますが、こちらも不思議でした。
世の中には不思議な事がたくさんありますね。他にも灯台など見どころがあり意外と広いです。
お猿さんもたくさんいます。
パンチャ・ラタ寺院
岩山から歩いて15分、海岸沿いにパンチャ・ラタ寺院があります。パンチャ・ラタ寺院とは5つの寺院という意味です。
これらの寺院は1つの岩から造られた彫刻なんです。気の遠くなるような作業ですね。子どもたちも沢山来ていて課外授業そっちのけで外国人に興味津々でした。
ホテル
海岸沿いにホテルが集中しており手頃なホテルが有ります。町は小さいので徒歩で十分歩けます。町をぶらぶら散策するのが楽しかったです。
まとめ
世界遺産もさることながら、やっぱり私にはビーチが最高でした。インドの内陸部とでは開放感がまるで違います。
"ウキウキ、ワクワク"な気持ちにさせてくれるのも、リゾートならではのことなんでしょう。
西海岸の代表的なパナジ近郊にあるアンジュナビーチとはまた違った魅力のあるビーチで、場所が変わるだけで雰囲気が変わるのもインドならではのことでしょう。
南インドは、ゆっくりと時間が流れ、とても人間の体にあった時間の流れのようにも感じます。日本も、これぐらいの時間の流れに戻れば良いんですけどね。
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