ウクライナ・オデッサからモルドバ・キシナウまでの国境越え!ルートが2つあるので注意しよう!
オデッサ観光の後、他のウクライナの都市も色々見てみたかったのですが、時間的に無理なので次の目的地モルドバのキシナウに向かいました。
今回2回目の入国となるモルドバ。また長い荷物チェックがあると思うと気が重くなります。
オデッサからキシナウ行きのルートも2通りあって、注意しなければならないこともあるので、それらを踏まえて陸路国境越えを解説したいと思います。
オデッサのバスターミナル
モルドバのキシナウに行くバスは、Avtovokzal Odessaバスターミナルとオデッサ駅近くにある近郊バスターミナルから行くことができます。
中心部の南にあるオデッサ駅近くのバスターミナルを利用したこともあり、今回はこちらから行くことにしました。
オデッサからキシナウに行くルートも2通りの行き方があります。
非承認国家の沿ドニエストルの首都チラスポリ経由で行くペルボマイスク(Pervomaisc)ルートと、それを外す通らないパランカ(Palanca)ルートとあります。
チラスポリ経由だと入国スタンプを押されないまま入国することになり、後々面倒なことになる可能性があることから、チラスポリを経由しないパランカ(Palanca)ルートで行くことにしました。
しかし、このチラスポリを経由するルートで入国しても、入国後3日以内に移民局へ行けば入国スタンプを押してくれます。
キシナウ行き切符
オデッサの近郊バスターミナルには小さな案内所もあり、片言の英語が通じるので何とかなるでしょう。
切符は建物の中のチケット売り場で購入します。ですがチケット販売員の方は英語が全く通じなく、対応もいまいち。予め紙に行き先やルートなどを準備しておくほうがスムーズかと思います。
両替もバスターミナルの向かいに何件かありました。チラスポリを経由しないパランカルートのチケットを買いました。運賃250フリブニャ。約5時間程の道のりです。
本数は1日何本かありますが、チラスポリ経由とそれ以外とでは時間が違うのでよく確認しましょう。席は予約制です。
1フリブニャ=約4円(2018年10月)
陸路国境越え
では出発です!バンを大きくしたようなバスで15人くらい乗れます。
ここから出発するバスは、もう1つのバスターミナルにも寄って行くので、時間を節約したいなら後のバスターミナルからの方が時間の節約になります。
バスは順調に進んでウクライナ、モルドバ国境で出入国手続きをします。ドライバーにパスポートを預けるだけで降りなくてもいいので楽ですが、私だけ1人呼ばれてしまいました。
どうもルーマニアからモルドバを経由してウクライナに入国したのが気に入らなかったのか、なぜモルドバに1度入国しているのに再入国するのか?(滞在時間30分だから?)というのが気に入らないらしい。
あーだ、こーだ難癖つけられます。
審査官「キシナウのホテルは予約してあるのか?」
私「はい」
審査官「ホテルのバウチャーを見せなさい」
私「ネットがつながらない」
審査官「ここはフリーWifiが使えるから繋げて見せなさい」
私「OK。どうぞ」
バウチャーを見せてもよく理解できていないようなのか納得したのか?次にお金はいくら持っていて、キシナウの後はどこに行くかと聞かれます。
私「お金はあります。キシナウの後はバスでブカレストに行きアテネに飛びます」
審査官「アテネ行きのチケット見せなさい」
私「OK。どうぞ」
やっと納得したのか「荷物を片付けて行きなさい!」と、国が変わればいろいろありますね。そう考えるとアジアの国境越えはホントに素敵ですね。
キシナウ到着
やっとのことでバスに乗車できキシナウへ向かいます。のどかな風景を見ながら進んで行くと少しずつ交通量が増えてきました。
グーグルマップで確認しているとバスターミナルにもうすぐ着くと分かったので、キシナウ駅近くのロータリーがある場所で私も降りました。
ロータリーの中央部に馬に乗った人の像が目印で、すぐ側のショッピングセンターの前で停車します。
ここで降りた方が予約しているホステルも近かったので降りました。その後バスは北バスターミナル(Gara de Nord)に到着します。
モルドバのお金も全く持っていませんでしたが、至る所に両替所があり簡単に両替できました。土日や時間外でなければ大丈夫でしょう。
1モルドバ・レウ=約6.65円(2018年10月)
まとめ
今回2度目となるモルドバ入国。ウクライナよりも町並みが全体的にきれいな印象を受けました。人も親切な方が多くて更に気に入りました。
アジア人が珍しく見えるのか、すごい注目の的になっているのがビシビシと伝わってきます。スレていないということは旅行者としては嬉しいものですよね。