東南アジアのトイレを使用する時の作法と不浄の手の使い方!準備編!
2018/03/04
東南アジア及び西南アジア、中東などの地域では、トイレの使い方が日本と異なります。簡単に言えば、「紙」と「水」のどちらを使うかの違いだけです。
日本人は、普段からトイレットペーパーを使用するので、東南アジアなどを旅行した時に驚く方も多いと思います。
ですが、一度、水を使用して処理してしまえば、これほど快適なことはありません。
抵抗のある人も多いと思いますが、「郷に入れば郷に従え」の言葉通り、実践してみると清々しい気持ちに変わってくるでしょう。
日本と東南アジアのトイレ事情
日本のトイレ事情は言うまでもありませんが、東南アジアなどに関しては、使用後の処理が紙ではなく水を使用することになります。
空港やショッピングセンター、中級以上のホテルなどは、日本と同様なんら変わりはありません。
安宿では、紙を使用して流してしまえば、そのうち詰まって流れなくなってしまい使用できなくなります。
そうなると、ラバーカップ(詰まりを解消する道具)を使って流さないといけなくなり面倒です。
ラバーカップは部屋に置いてないので、フロントに言いに行かなければならず少し恥ずかしい気持ちになるでしょう。
東南アジアのトイレの使い方
東南アジア諸国どこへ行ってもトイレの使い方はそれ程変わりません。
洋式、現地式(日本で言う和式)のタイプの便器があり、近くには、水の入ったバケツと手桶か小型のシャワーが備え付けてあります。
シャワーの方は、それほど難しくもないのですが、バケツに入った水を手桶で汲んで、後ろから流しながら左手で洗い流すのが、最初は意外と難しいのです。
不浄の手
東南、西南アジア及び中東では、左手は不浄の手とされており、手を使って食事をする時、物を渡したり貰ったりする時、握手をする時は左手を使ってはいけません。
トイレを使用するときの作法と不浄の手の使い方
時々、処理する順序が逆の人がいるんですが、先に水をかけてから左手を使い洗い流しましょう。
水をかけると90%は流れてしまうので、残りの10%を「水」と「左手の人差し指と中指」を使いキレイに洗い流します。
使用後は、石鹸でよく洗えば臭いはありません。順序が逆だと臭いがなかなか取れないようです。
水を使うとお尻がびしょびしょになりますが、暑い東南アジアだと10分もしないうちに乾いてしまうので、それほど気にすることもありません。
一番いい方法は、処理した後にすぐシャワーを浴びれば全く問題なくなります。
公衆トイレなどでは、床が水浸しになっている事が多いので、あまり衛生的ではないです。できるだけ部屋のトイレを使ったほうがいいですね。
トイレットペーパーを使用するよりも、水を使ってキレイに洗い流した方が、自由になれた気分を感じ取れます。
注意事項
- 左手を先に使わないこと。付いてしまいますよ。
- 安宿ではトイレットペーパーを流すと詰まるから止めましょう。
- 「水は出るのか」を先に確認すること。誰も助けてくれません。
- 不浄の手が使えなかっても、がっかりしないこと。いつかはできるさ。
- 万が一のことを考えて、トイレットペーパーを持ち歩くこと。
- トイレットペーパーを使用した時は、近くにフタ付きのポリバケツなどが置かれているので、そこに使用済みのトイレットペーパーを入れます。
まとめ
東南アジアの安宿では、年々、トイレットペーパーを流しても大丈夫なトイレも増えてきています。
トイレの排水は、地下数十メートル先の所まで掘ってあるだけなので、トイレットペーパーを流すと地下に溜まっていき、排水管が詰まる原因になるようです。
最初は、とてもできることじゃないと思っていても、1度クリアしてみれば此方の方が快適ではないかと感じるでしょう。
是非、挑戦してみてくださいね。